魅力あふれる香川県の景勝地

香川県で観光するなら、まず他県に見られない景勝地が挙げられます。特に、干潮時に小豆島と弁天島の間に現れるエンジェルロードは、ロマンチックなムードにあふれ、若者にも人気のスポットです。エンジェルロードは、香川県の小豆郡土庄町にあり、恋人と手を繋いで渡ると、砂州の真ん中に天使が舞い降りて祝福してくれるという言い伝えがあるのです。弁天島には、約束の丘展望台が設置され、恋人たちがプロポーズする聖地として知られています。

また、屋島も香川県の景勝地として有名です。源氏と平氏が死闘を繰り広げた屋島の合戦で知られるこの地は、屋根型の溶岩台地で、山上には遊歩道や複数の展望台が設けられています。特に、談古嶺、獅子の霊巌、遊鶴亭という屋島三大展望台は、瀬戸内海と高松の街並みの眺望が魅力的な観光スポットです。香川県には、城好きの人には垂涎ものの古城もあります。丸亀市にある丸亀城は、蓬莱城という別称もある平城で、100名城の1つとして国の史跡に指定されました。

14世紀の室町時代に築城したのは奈良元安で、生駒氏や山崎氏が城主として滞在しました。敵が攻めにくい高い城壁が特徴的で、高台にある天守構造は、御三階櫓と呼ばれ、複合式層塔型の3重3階のコンパクトな造りになっています。16世紀に築城された高松城も、香川県屈指の観光スポットです。高松市にある高松城は、独立式層塔型3重4階地下1階の天守閣を備え、生駒氏や松平氏が城主として居を構えました。高松城自体が生駒親正指定文化財で、北の丸月見櫓や旧東の丸艮櫓は、国の重要文化財に指定されています。